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健康で安全なくらしを守る

我が国では、1950年代半ばから1970年代初めまで、豊かな経済成長を遂げる一方で、深刻な大気汚染や水質汚濁などの公害問題に苦しめられました。これらの公害問題克服の過程で蓄積された技術・知識や、環境問題に起因する健康被害の予防に関わる普及啓発事業を実施しています。

■ 水俣病の経験普及セミナー

水俣病の経験を、行政(国、県、市)、研究者、患者等がそれぞれの立場から伝えるセミナーを、顕著な経済発展が進む中で環境悪化が懸念される国において平成8年から開催してきました。平成15年からは、水俣市、新潟市等の日本国内において、海外招へいセミナーを開催しています。公害のもたらす環境破壊及び健康影響、並びに公害防止や環境保全の重要性を再認識するための情報を提供するとともに、日本の環境対策を伝えてきました。また、市民、教育関係者、学生、自治体、企業を対象とした国内セミナーも開催してきました。



開発途上国における水俣病の経験普及セミナー(国際シンポジウム)

第1回 平成8年度(1996)  インドネシア
第2回 平成9年度(1997)  フィリピン
第3回 平成10年度(1998)  タイ
第4回 平成11年度(1999)  中国(北京市)
第5回 平成12年度(2000)  ヴェトナム
第6回 平成13年度(2001)  タイ
第7回 平成14年度(2002)  中国(天津市)

日本の水俣病経験を伝えるために、水俣病問題の発生から対策までの経緯と概要、ガイダンスビデオの上映、行政担当者からの発表(国、地方自治体)、学識経験者からの発表(環境保全対策)を行い、開催国における環境問題と対策(現地環境保全対策の状況等)を、パネルディスカッションと総合討論を通じて検討してきました。

平成15年度からは、海外から環境行政担当者を日本に招聘して開催

より多くの国々に水俣病の教訓を伝え、具体的な行政施策や研究の推進に役立ててもらうため、水銀による環境汚染等の問題を抱える東・東南アジアの国々を中心に、若手の環境行政担当者等を水俣に招聘し、研修を行ってきました。

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■ 公害の健康被害を予防する活動

独立行政法人環境再生保全機構からの委託を受けて、主に大気汚染による公害の健康被害の予防に関する、研修や講演会、イベントなどを行っています。



都市大気汚染防止推進月間キャンペーン

一年で最も大気汚染物質濃度が高くなる毎年12月は、「大気汚染防止推進月間」とされています。毎年12月に大気汚染の改善、大気環境保全意識の高揚などを目指して、トークショーやコンサートなどのイベント、ポスターの掲出などのキャンペーンを実施してきました。

公害健康被害予防事業研修

地方公共団体の健康被害予防事業に従事する方を対象として、住民の気管支ぜん息等の発症予防、健康回復等役立つ知識や技術の習得について、平成7年度より研修を行ってきました。

  • 機能訓練研修
  • 環境改善研修
  • 保健指導(小児)研修
  • 保健指導(成人)研修


ぜん息予防等に関する講演会

気管支ぜん息等のアレルギー疾患の増加に対し、気管支ぜん息やアトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患に関する正しい知識を広めるために、専門医と著名人などによる発症の予防や治療、病気克服の体験談などに関する講演会を、平成8年度より開催してきました。

  • 「こどものぜん息とアトピー」
  • 「アレルギー予防に役立つ栄養・食生活」
  • 「ぜん息児のための音楽教室」
  • 「小児ぜん息との上手なつきあい方~病院でできること。家庭でしてほしいこと~」
など



ぜん息キャンプマニュアル作成

ぜん息キャンプは、ぜん息治療の総合的医療対策のひとつとして、ぜん息児にぜん息に関する知識や薬の使い方、トレーニングの仕方などを学んでもらうことを目的とし、1960年代から多くの地域で取り組まれてきました。ぜん息キャンプマニュアルは、ぜん息キャンプの目的・概要を理解して頂くとともに、ぜん息キャンプ運営の流れ、実施期間中の留意点、参加スタッフの業務分担、カリキュラム編成、事業実施後のフォローアップなど、ぜん息キャンプ運営に必要な留意事項を具体的にまとめたものです。


その他の事業

この他健康被害予防事業として、次のような事業を実施してきました。

  • 低公害車普及に関する国際シンポジウム
  • 研究懇話会
  • 環境改善調査研究発表会
  • 高速道路におけるアイドリング・ストップ広報活動(「エコドライブ10のすすめ」を紙コップやシールで啓発)

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