第5回いきものにぎわい市民活動大賞

富士フイルム・グリーンファンド活動奨励賞

NPO小笠原野生生物研究会

小笠原諸島、西島の森林再生


 父島の西にある離島西島は、西南部が荒れた草原である。以前から、この場所を緑化したいと話し合って居た。
 2014年5月に現地調査を実施した結果、現地は乾燥地で風当りが強く、しかも傾斜地という植林を行うのには劣悪な環境であることが分かった。植栽木の選定に当たっては西島の在来種であるテリハボクという海岸性の植物とし、播種により現場で発芽し最初から厳しい環境に慣れさせることにした。
 2年間に14回渡島、延べ143名で播種及び植林を行った。テリハボクは2万粒を播種、発芽は2590本。タコノキの苗200株を植栽42本が活着した。
 この2年間を通じ多くの村人が参加し、荒廃地の緑化作業を通して、自然再生なるものを一人一人が体験を通して理解してくれた様だ。
 現場では海鳥やノスリが飛んでいたり、季節になるとクジラが飛び跳ねるのを見ることができ豊かな自然環境が味わえるが、西島の森林再生により今後小笠原固有動植物の多様性に富んだ生態系が形成されることが期待される。

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